禁酒記録
禁酒1日目
飲む気でいたのだが、疲れてそのまま飲まずに寝てしまう場合や、
やることがありどうしても飲めない日とは違い、
”今日は飲まないぞ!!”
と思って向かえる日はやっぱり違う。
禁酒してない時は、昼間などに酒のことなど考えないのだが、
”酒は飲めない日なんだ~”
と思うと、昼間だろうが仕事中だろうが酒のことが思い浮かぶ。
そして自分の中で寸劇が始まる。
”飲みたい~~~”
”いや、ダメだ。決めたじゃないか!”
”今日ぐらいいいじゃない。ちょっと疲れてるし、明日からがんばれば~”
”ダメダメ”
こんなことが頭の中で繰り返される。
よくテレビや本などである、天使と悪魔のささやきである。
さしずめ、これは本能と理性の戦いなのだろうか。
しかし、どこからか現れた仲介役の自分に
”別の事考えよう”
と指示され、寸劇は終わるのだが
時は別として、ひょんなことにまた始まるのである。こまったものだ
家に帰ってきて、戦いは激化する。冷蔵庫に入っているノンアルを取るか、それとも箱買いしている常温のビールを急いで冷やして飲むか、本当にバカバカしいのだが、こんな土壇場でもそんなことを考えている自分がいるのである。
”とりあえずノンアルを飲もう、それからまた考えよう”
とギリギリのところで決断し、結局は飲まずになんとか過ごすことができた。
体調はまだ1日目とあり、そんなに変化があったとは思えない。
ただ寝つきが悪かった。
禁酒2日目
お酒が抜けて24時間以上経っている。
朝起きる時間はいつもより少し遅かった。
しかし体のだるさは、いつもの朝より無い気がする。
昨晩寝るのは遅く、睡眠時間はいつもより少ないはずなのだが、”体のだるさが無い” ということは睡眠の質が上がったということか。
気になっている目の方だが、そこまで昨日と変わらず。
しかし気のせいか目のまわりに温かみを感じる。血流が良くなったのか!?
体のだるさは、なくもない。といったところか
飲酒欲求はまだまだあるが、”1日我慢出来た” という達成感もあり、それが今日の禁酒の励みにもなった。
禁酒5日目
今までは、なんとかがんばってこれたが、今回は違う。金曜日であり週末の始まりである。いつもなら次の日が休みのため、おつまみも豪華にし、少し夜更かしをして楽しむ日なのだ。
大袈裟かもしれないが、1週間のうちで最も楽しみにし、今までもこの日に、休肝日は取らない日にしてあった。
絶対苦労することは前から想像していたため、対策はしておいた。
沢山のノンアルビールとこれまた沢山のノンアル酎ハイを冷やして、大好きなおつまみをたらふく買いこんで、この日に備えたのである。
そして1人でのんあるパーティーを開いた。
まぁ、これはこれで楽しかった。
まとめ
この1週間、自分の心との闘いの日々であった。
飲むにはどうしたらいいか。
いやいや、飲まないためにはどうしたらいいか。
等、相反することを考えていた。
禁酒前は、お酒があるお店へほぼ毎週末家族と外食に行っていたのだが、
”週末、家族とお酒を飲みながら、楽しく飲めなくなるのか~。
いやいや、そんなことしてたらストレスが溜まる。
それなら、平日を禁酒して週末だけ飲むことに変更しよう。”
というような、自分への甘い妥協案を考えたり
又、旅行が好きで結構行くのだが、もちろん旅行ということも好きなのだが、旅行という雰囲気や開放感で飲む酒が好きで行くということもあった。
”こんな時もやっぱり飲まずに過ごすのだろうか。
いやいや、旅行の時ぐらい飲まなければ。
楽しみにしてることだし。
だけど、この時は飲む、この時は飲まないなんて面倒くさいこと決めるぐらいならば、いっそ禁酒なんかやめて飲んじゃおうか”
等、まだ来てもいない将来の飲みたいシチュエーションを妄想して、
今日の禁酒をやぶる考え
に、流されそうになる日々であった。
しかし、体のだるさはなくなってきたように感じる。