気にすればストレス 気にしなければノンストレス
最近職場の30代半ばの男の人が辞めていった。
原因は他にもやりたいことがあるからということだが、それは表向きであり実際は社内での人間関係である。
その人は途中入社で入ってきたのだが、年下の子が上司となり年上だが部下になるという構図であった。
最初の頃は何も分からないせいか、その年下上司達とも仲良くやっていたのだが、1年ぐらい経つと状況が変わってきた。
色々分かってくると文句や愚痴をいいだすようになってきたのだ。
”こうしたほうがいい、ああしたほうがいい”と
年下上司がその意見を聞くと機嫌がいいのだが、聞かないとたちまち不機嫌になり罵声を浴びせることもあった。
今度その矛先は経営陣に向かった。理由はその年下上司をそのまま放置してその位置にとどまらせているということであった。
辞めた人は、確かに仕事は早かった。言っていることも正しいこともあった。
しかし、会社とは違うと思う。
自分の意見と、上司や会社の意見と違うことは往々にしてある。
それは正しいことや違っていることもである。
もし自分の思い通りにしたいならば、自分が社長になり自分の思い通りにやるべきである。従業員や部下は上司の言っていることが、倫理的や人道的に反している時以外は聞かなければいけないと思う。
もちろん、自分の意見があれば提案すべきときはするべきだが、それでも自分の意見が通らず上司の意見になったら、その上司の意見がうまくいくようにベストをつくすべきではなかろうか。
それでうまくいかなければ、叱責されるのは上司である。部下ではない。
何度も言うが、自分の思い通りにやりたければ自分が会社を作り社長になればいい。
給料をもらっている以上会社の言うことを聞くのは当然である。
多分であるが、その人は、
- 年下から命令されている
- 会社が俺の言うことを聞いてくれない
というプライドを傷つけられたのだと思う。
プライドというのは成長の起爆剤でもあるが、時には身を亡ぼすものでもあるであろう。
”プライドは進歩の敵”
持つ時には持つ、持たないときには持たない、これは僕も心掛けている。